2017.12.15
創造工学部自動車システム開発工学科の西脇正明講師(非常勤)は、一般社団法人日本機械学会 交通・物流部門より2017部門業績賞*を受賞しました。
12月4日、大阪府立大学 学術交流会館で開催された第26回交通・物流部門大会(TRANSLOG2017)において、賞状授与式および「航空機主翼のフラッタに対する興味が導いた技術者への道」というタイトルで記念講演が行われました。
トヨタ自動車在籍時のブレーキ・予防安全・ドライビングシミュレータ開発など、業務経験を活かした大学での教育と基礎研究、さらには機械学会のブレーキの摩擦振動研究会主催とSAEとFISITAの国際シンポジウムボードメンバーとしての貢献が評価されました。
講演内容は、少年時代の鈴鹿GPレース観戦に始まる自動車への興味、模型飛行機競技大会出場で経験した操縦不安定・その疑問から始まった航空工学科入学と大学でのフラッタの研究、さらにはトヨタ自動車に入社して、「ブレーキ鳴き」の研究にフラッタの研究が役立ったこと、研究発表を通じて育まれた世界の仲間たちとの技術交流などの講演内容で聴講者からは大変好評でした。
*業績賞:交通・物流部門に関する学術的研究・著書などを通じ、この分野の研究者および技術者の育成あるいは技術の発展に顕著な業績を残した個人または団体 (法主体)に贈る。