大学院機械システム専攻の学生が情報処理学会シンポジウムで受賞
6 月25日から3日間開催された情報処理学会「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2025)シンポジウム」において、大学院機械システム専攻博士前期課程 2年の木村尚也さんが、「優秀プレゼンテーション賞」を受賞しました。
発表は自律移動モビリティと歩行者に関する研究です。近年配送や清掃などの自律移動ロボットが普及しつつありますが、本研究ではそれらのロボットがスクランブル交差点のような群衆内でも円滑に移動できる方法を提案しました。木村さんは渋谷のスクランブル交差点の歩行者の動きをコンピュータ上で再現し、その環境で自律移動ロボットを走行させ、提案法の有効性を確認しました。今後のさらなる活躍が期待されます。
なお木村さんは昨年11月に続き2件目の受賞です(https://www.kait.jp/news/post_219.html)。木村さんは「事前に研究室の皆様の前で複数回リハーサルを行ったことで、自信をもって発表することができました。また以前参加したITS研究会や今回のDICOMOを通して他大学の先生や学生との人脈ができ、更に研究の視野と知見が広がりました。この経験を今後の研究に活かしていきたいと考えています。」と抱負を述べました。
発表論文
題目: 局所的歩行者流を追従する群衆内自律移動モビリティ
著者: 木村 尚也, 矢田悠人, 小宮 聖司, 脇田 敏裕
受賞した木村尚也さん