2017.04.01
神奈川工科大学の3つのポリシーの公表にあたって
このたび、神奈川工科大学では、本学教育の基本方針となる3つのポリシーを策定いたしました。3つのポリシーは「自らの教育理念の実現に向け、どのような学生を受け入れ、求める能力をどのようなプログラムを通じて育成するか」を以下の3つの方針で表します。
○卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー:DP)
○教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー:CP)
○入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー:AP)
平成28年3月、文部科学省より3つのポリシーの策定と公表に関する公布がされました(学校教育法施行規則の一部を改正する省令、平成29年4月より施行)。本学ではこの公布を受け、学部、大学院ともそれぞれ全学教職員参加のもとほぼ1年かけて策定にあたりました。策定方針として、本学の教育目的である「考え、行動する人材の育成―社会で活躍できる人づくり」から出発して、DP、CP、APに一貫性、整合性を持たせること、大学・学部・学科、大学院においても研究科・専攻のポリシーを一体的に作成することといたしました。また、本学は、平成24年から「何を教えたかより何を学んだか」を主眼とした新教育体系を全学的に導入しており、その際既に3ポリシーの基本形を策定していますので、それらとの整合にも配慮しました。
3ポリシーの具体的内容は、あくまでも枠組みであり、これを確実に運用することがなによりも重要です。文部科学省よりポリシーの運用に関する公布(平成30年度より施行)も同時になされております。本学も内部質保証の一環として、全学的なPDCAの仕組みを整え、ポリシーに沿った教育を確実に運用し効果をあげていく所存です。
神奈川工科大学
学長 小宮一三