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2019.01.25

カメラを用いた安全なペアリング方式の研究(情報ネットワークコミュニケーション学科 岡崎美蘭教授)

情報ネットワークコミュニケーション学科 岡崎美蘭教授 情報ネットワークコミュニケーション学科 岡崎美蘭教授

近年、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、これらのデバイスを用いた近接情報に基づくサービスが注目されています。例えば、初めて訪れた地方のホテルに着くと、周辺交通情報や天気予報などのニュース通知や飲食・観光クーポン券の配信サービスなどです。その時、必要になるのが「ペアリング技術」です。我々は、カメラを利用して情報を配布すべき近接の端末だけを認識して安全にペアリングする技術について研究・開発しています。

あるデバイスから人やものが近接にあるかどうかを検知し、サービスを提供するためには、デバイスペアリング技術が必要不可欠です。例えば、お店のチラシなどを配布したい場合は、BluetoothやWi-Fiなどの受信信号強度などを使って、店の付近にある端末を検知し、チラシなどを配布することができます。しかし、店の会員向けの有料サービスや会員別の異なるサービスなどを提供するためには、ある特定の端末だけを通信相手として認識する仕組みが必要となります。これを「セキュアデバイスペアリング」といいます。

図1

図2

我々は、カメラを用いたセキュアデバイスペアリング方式について研究開発しています。サービスを提供すべき特定の端末を、端末の動きとしてカメラで認識し、ペアリングを行う方式です。特定のサービスを受けたい人は、自分の端末をカメラの前で動かすだけで認証できるので、すぐにペアリングができ、安全な情報配信が可能になります。


・加速度センサーを用いたペアリング手法: 

モバイル端末は自身の加速度データを無線でPCに送り、PCはカメラで撮った端末の動きと加速度データがマッチングするかを確認します。マッチング手法としては、カメラで撮った端末の移動データを微分し、受け取った加速度データを積分することで同じ速度データに変換します。


・デバイス動作の認識: 

AR(拡張現実)技術などで使われている「マーカー」をモバイル端末のディスプレイに表示することで、マーカーの動きをデバイスの動きに替えることができます。


・応用例:

本研究は、マーカーを表示するデバイスとカメラだけ用意すればよいので、様々な応用が期待できます。例えば、会議に参加している人のみにその場で資料を配布したり、デジタルサイネージからコンテンツをダウンロードしたり、パーティーで知り合った人との連絡先の交換などができると期待しています。


情報ネットワークコミュニケーション学科 岡崎美蘭研究室

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