Interop Tokyo 2025に向けて超広帯域ネットワーク研究センターがキックオフミーティングを行いました
神奈川工科大学 超広帯域ネットワーク研究センターが、本年も最新のインターネットテクノロジーが集結するイベントInterop Tokyo2025に展示・会場のネットワーク構築や設備提供などで参加いたします。
5月13日(火)、超広帯域ネットワーク研究センターが、Interop Tokyo 2025に向けてキックオフミーティングを行いました。Interop Tokyo 2025は今年で32回目の開催となる、最新のインターネットテクノロジーが集結する展示会です。昨年2024年には3日間で約12万人の来場者数を記録しました。今年は2025年6月11日(水)~13日(金)で行われ、神奈川工科大学の参加は今年が10回目となります。今回の学内でのキックオフミーティングには、情報学部の1年生から大学院生まで約25名が参加しました。設営まで一か月を切り、ブースの構想から各展示内容の仕様、招待状の発送まで数多くのタスクを進めるため、情報ネットワーク・コミュニケーション学科 瀬林教授や丸山充特命教授(先進技術研究所 所長/超広帯域ネットワーク研究センター センター長)含めた教員と学生間で多くの意見が交わされました。毎年、学生から選出されるリーダーが中心となる、より実践的な場で学生たちが主体的・自発的に活躍できるプロジェクトです。
学生からも活発な意見交換を行っていたキックオフミーティングの様子
今年度のブース展示は、日本各地を繋いだカメラの映像にリアルタイムでキャプションを挿入するなどの「SRv6を用いた高精細映像処理のサービスチェイニング」や、会場内の本学ブースに繋がる400Gbpsのネットワークトラフィックをリアルタイムで監視・可視化するシステム、低遅延とイマーシブオーディオで実現する「イマーシブメタバース」等、様々な企業との共同研究を行ってきた成果をあわせて発表を予定しています。また、ブース参加だけではなく、これまでイベント自体のコントリビュータ(貢献者)としても運営や会場のネットワークの構築に参画しています。人の稼働だけではなく、KAITネットワークトラフィックモニタ、サーバー、8Kプロジェクターを提供するなど、毎年の運営に貢献しています。
昨年のInterop Tokyo 2024の様子
このイベントに欠かせないネットワークを支えるのが、会場内のネットワーク環境をゼロから構築する「ShowNet(※1)」プロジェクトです。この会場のネットワークは、本学を含む出展社から提供された約2000の製品・サービスと、約700名のトップエンジニアたちによって構築されます。相互接続実証やチャレンジも実施され、巨大プロジェクトとなっています。会期中には、ネットワークの近未来像を知ることができるウォーキングツアーも人気で、展示ブースと合わせて注目されています。
この「ShowNet」プロジェクトはトップエンジニアと、ShowNet Team Member(STM)プログラムのボランティアによって支えられています。厳正な選考を経て決まるメンバーに、今年度、本学からは大企業のトップエンジニアに混ざって 佐々木 淳哉さん(情報ネットワーク・コミュニケーション学科2年)が選ばれました。当日のトラブル対応など、チームメンバーと協力し問題を解決していくという作業が数多く発生することから、技術能力に加えて自主性・主体性・協調性が求められる場であり、活躍が期待されます。現地のネットワークは、事前検証期間「HotStage」を含め、幕張メッセで会期前の13日間をかけて構築される予定です。
最新のインターネットテクノロジーが体験できるInterop Tokyo2025へ、ぜひお越しください。
Interop Tokyo 2025
開催日:2025年6月11日(水)~13日(金)
会場:幕張メッセ (国際展示場 展示ホール4~8)
※外部のウェブサイトに移動します。
参加登録方法につきましては、Interop Tokyo 2025 のウェブサイトをご覧ください。
出展情報
企画名:Academic Innovation
小間番号:7F25
展示内容:広帯域インラインコンピューティングの実現に向けて
(1)SRv6を用いた8K映像処理ワークフローの実現
(2)モバイルSINETを用いたメタバース空間内立体音響配信システム