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24万冊の蔵書がある神奈川工科大学附属図書館。地下2階地上4階、延べ床面積5,204平方メートルの中には、授業内容の理解を深めるための蔵書と学習空間が用意されています。高校の図書室とはどう違うのか? 最新技術を導入した学習室とは?図書館の方に伺いました。

<神奈川工科大学附属図書館の各階の特徴について教えてください>

■賑やかな雰囲気の図書館1階
図書館は“静かに読書をする場所”というイメージをお持ちの方は、来館されると驚かれるかもしれません。1階は「学習に必要な情報を得て、支援を受けられる“場”」というラーニングコモンズの考え方を取り入れたフロアで、いつも賑やかな雰囲気です。

入口左手のエリアには、複数人で使える稼働式のテーブルを設置しています。ここでは、仲間同士でディスカッションをしながらレポートや発表課題に取り組む姿をよく見かけます。無線LANが使えるので、ノートパソコンやタブレット端末を使っている学生さんも多いですね。タブレット端末は図書館でも貸出しています。レポートや電子ジャーナル閲覧用のPC30台も設置しています。

入口右手のエリアには、新聞と雑誌コーナーがあります。新聞は全国紙のほか、地方紙も含め30種類ほどを揃えています。雑誌は主に国内雑誌が並んでいます。海外の学術雑誌は、ほぼ全て電子ジャーナルです。お昼休みは新聞や雑誌を読む学生で混雑しますね。

■私語厳禁の2階
2階は本棚と閲覧机が並ぶ従来の図書館のイメージかと思います。このフロアは私語厳禁です。一人で集中して学習する場合は2階をお使いください。蔵書の約7割がこのフロアにあり、基本的に全て借りることができます。

■3階、4階は教室フロア

3階、4階は教室フロアとなっています。3階は一昨年度にリニューアルしたActive Learning Roomと授業参考図書室があります。こちらは後ほど詳しく紹介します。

■入室が自由な地下の書庫
地下は1、2階共に書庫となっています。書庫への入室は自由ですので、いつでも書庫の本を閲覧できます。


<附属図書館の特徴のひとつ「授業参考図書室」について教えてください>
授業参考図書室(Reference Learning Room)は、昨年度から本格的にオープンした新しいエリアで、先生がシラバスで紹介してくださった参考図書(授業参考図書)を学科別に集め並べています。つまり、授業参考図書室に来れば、先生おすすめの図書が学科別に揃っているというわけです。

大学の講義は予習・復習が前提となります。高校のように『教科書』ももちろんありますが、その科目をより深く理解し、自身のものにするために手助けとなる参考図書も必要となります。授業参考図書は自分で購入するには高額な専門書もあるので、ぜひこちらの図書を活用してもらえればと思います。ちなみに5万円の専門書もあります。



<3階にできた「Active Learning Room」について教えてください>
Active Learning Roomは、プレゼンテーションの練習やゼミの輪講、サークル活動のミーティングなど、主体的な学習ができるスペースです。

Room1からRoom3は、電子黒板BIGPADと壁一面のホワイトボードがあり、電子的な記録と手書きを合わせた柔軟な使い方が出来ます。Room4にはディスカッションテーブルと呼ばれる最新のIT機器があります。これは机全体がタッチスクリーンになっていて、タブレット端末と連携してデータを表示したり、直観的なプレゼンテーションや、打ち合わせが可能です。

4室合わせて年間1,000件近くの利用があり、積極的に活用されています。


<書籍や学術情報を探すための最新システムがあるとのことですが……>
WorldCat Localのことですね。WorldCat Localはディスカバリーサービスと呼ばれる統合検索システムで、WorldCat Localの導入は本学が国内初となります。

近年、学術情報は電子化が進み、また媒体も多種多様となっています。本学でも外国学術雑誌はほぼ全て電子ジャーナルになっています。従来の紙媒体の図書のほか、電子書籍や先に述べた様な電子ジャーナル、研究紀要などを検索するには、これまではそれぞれ別々のデータベースから適切なものを選択し、探す必要がありました。

一方、WorldCat Localでは、紙の図書や電子書籍・電子ジャーナル・研究紀要などを海外の情報も含めて一括検索でき、それらを関連度順に表示することが可能です。図書館ホームページに検索窓があるので、まずは一番初めの検索窓口として活用ください。


<図書館で実施されているガイダンスや図書館講座の内容について教えてください>
Googleなどの検索エンジンや、Wikipediaを使えば、全ての情報を得られるように思えるかもしれません。しかし、信頼性を要求される学術情報や、有益な情報を効率よく探し出すには、基礎となる考え方や知識が必要となります。図書館講座では、ツールの使い方だけでなく探し方・考え方を学べるように心がけています。代表的なものでは、『新入生向けガイダンス』、『卒論対策講座』、『企業・業界情報検索講座』などがあります。

『新入生向けガイダンス』
では、インターネット上の無料情報と有料情報の違い、引用や参考文献についての考え方に触れ、検索演習を交えて実施しています。

『卒論講座』
では卒業論文の参考文献や先行研究調査として、キーワードから論文を特定し、実際に入手するまでを体験していただきます。

『企業・業界情報検索講座』では就職活動に際し、企業研究や業界研究のために必要な情報を、データベースを使って素早く得るコツをお伝えしています。

<図書館利用者を支援する取組みについてのご紹介をお願いします>
学生の皆さんが図書や雑誌を検索する図書館システムには、便利な機能がたくさんあります。まずは“MyPage”から説明しましょう。

“MyPage”は自分専用の図書館窓口で、図書館ホームページ上からログインすれば、自身が借りている図書の冊数や、貸出期間の延長、購入希望(リクエスト)をWeb上から申請することが出来ます。また、これまでに自分が借りて読んだ図書が“通算読書実績”として表示されるので、レポート課題の参考文献の記述や、自分自身の学習の記録としても活用できます。読書実績数によってオリジナルマイバックがもらえたり、表彰なども予定しています。

その他にも図書館ホームページのトップ画面には、在学中の学習・研究から就職活動まで必要な主要データベースのリンクが揃っていますので、このページをブックマークしておくことをお勧めします。

<最後に高校生へのアドバイスをお願いします>
大学生になり授業や研究にのぞむようになると、高校生の頃とは触れることの出来る情報量が桁違いに多くなると思います。

大学図書館についてもっと詳しく知りたくなった方は、新書で出版されている『図書館に訊け!』が大変よくまとまっていますので、読まれることをお勧めします。

また、入学後は本学の図書館にある知識・ツールを使って、ぜひ世界が広がる感覚を味わってみてください。皆さんのご来館を心よりお待ちしています。

☆お薦め図書『図書館に訊け!』(井上真琴 著/筑摩書房)


■神奈川工科大学附属図書館ホームページ(オリジナルサイト)
http://ufinity01.jp.fujitsu.com/kait/


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