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大学発環境教室プログラム
SDGs活動支援拠点形成に向けた大学発環境教室プログラムの実施
神奈川県が主催する2019年度大学発・政策提案制度において、応用化学科高村岳樹教授のSDGs活動に関する提案が採択され、本学と県が協働で事業を実施することになりました。
- 神奈川県では、専門的な知見や人材等を有する大学と一層連携強化を図ることにより、多様化・複雑化する県政の課題を解決することを目的として、「大学発・政策提案制度」を平成21年度からスタートしています。
提案する内容
地域環境団体とのワークショップの開催
各種団体(個人)の活動における、ノウハウや、解決すべき問題点など資源を共有。活動内容の紹介、今後のために大学ができることなどをまとめ、資材や道具の提供を行うともに、学内施設の貸出、イベントへのボランティア学生の配置など、今後の活動を共同提案する。
大学発の河川環境を知るプログラムの提供(1)
河川の水温を診てみよう!
- 各種団体と協同して、水温を図るイベントの企画や水温の現状、水温と水生生物の関連性に関したシンポジウムを実施する。
- 将来的に学習教材・プログラムになるような講座を企画する。
大学発の河川環境を知るプログラムの提供(2)
生き物調べ教室
- 神奈川工科大学と神奈川県のボランティア団体である「環境学習リーダー会」で、夏季に中津川で2回開催している生き物調べ教室がそれに相当するが、これをより広域で実施する計画を各団体と協議しながら進める。
大学発の河川環境を知るプログラムの提供(3)
マイクロプラスティックを観てみよう
- 現在、沿岸海域で問題となっているマイクロプラスティックであるが、河川での汚染状況や生物への影響などを、実体験形式で実施するプログラムを提案する。河川水からマイクロプラスティックの採取、染色、観察、さらには、生物の取り込み実験などを行う。
- 実際の河川のプラスティックごみを収集し、環境プログラムを策定する。
今後に向けた取り組み
各種団体とのSDGs活動拠点プラットフォームの形成準備
各種団体との連携を速やかにし、各団体のSDGs活動を支援、協力していく体制を早い時期に構築する。これには、ワークショップの開催やシンポジウムなどで、今後の活動についての議論を行い、拠点形成に必要な事項を共有する。
将来に向けて
- 河川から見た環境問題を学習できるプログラムを策定し、小学校などを交えた環境プログラムに展開する。
- 河川の「今」を知ることができる、「水温、プラごみ、水生生物」を測ることを中心とした事業提案を行う。
- SDGs活動拠点としての連携を深めるべく、各団体とのSDGs活動に関する連絡やプログラム開催などの案内を行い、円滑な活動への人的な補助、連絡会などを行う。