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災害に負けない安心な生活を目指して ―共助体制が欠かせない時代に―( 地域連携災害ケア研究センター センター長/特任教授 山家 敏彦 )

健康な人、病気と闘う人、独居老人、お年寄りだけの生活者・・・、誰一人として取り残すことなく災害から身を守るため、あらゆる視点から研究活動を行っています。
地域の方々と共に防災、減災を実践することに意義がある!

臨床工学科/地域連携災害ケア研究センター センター長/特任教授 山家 敏彦

天災は忘れる前にやってくる

近年、私たちの生活は災害に頻繁に脅かされるようになってきました。災害時には、食料・飲料水などの備蓄、非常用持ち出しバッグの準備、避難場所や避難経路の確認など、普段からの備えが重要です。加えて、地域の人たちと連携して共に助け合うための様々な方策も欠かせません。
神奈川工科大学 地域連携災害ケア研究センターでは、災害に強い社会をつくるために、地域の人々や行政と協力して様々な研究や支援活動を行っています。

地域連携災害ケア研究センターの活動

災害に強い社会を作るには、研究とその成果を啓蒙啓発し、防災・減災対策を具現化する必要があります。地域連携災害ケア研究センターでは、専門家、研究者、自治体、地域住民の方々と共に次のような活動を行っています。

国土交通省のマニュアル策定に貢献

神奈川工科大学の試験施設「HEMS認証支援センター(※)」にて、電動車からの電気で医療機器を安全に使用するための実証・検証を国土交通省と共同で行い、国土交通省が2023325日に策定した「災害時における電動車から医療機器への給電活用マニュアル」および、今後発行される予定の追補版のためのデータを提供しました(図12)。

 

図1 電動車からの電気で医療機器を安全に利用するための実証・検証  (HEMS認証支援センターにて)

1 電動車からの電気で医療機器を安全に利用するための実証検証

(HEMS認証支援センターにて)

図2 医療機器の動作確認

2 医療機器の動作確認

・厚木市民のための公開講座を開催

災害時に電気が止まっても在宅医療を中断しないよう、電動車の電気を安全に在宅医療機器に利用するための公開講座を開催し、電動車の電気で医療機器を動かすためのデモンストレーションを実施しました(図3)。

図3 防災のための公開講座

3 防災のための公開講座

厚木市との連携

神奈川工科大学は、大学が持つ機能を幅広く活用していただくため、厚木市と災害に関する包括協定を結んでいます。直近の協議会では、災害時における帰宅困難者の受入れ体制や物資提供のあり方について協議しました。

透析患者と医療施設間との効率的な情報伝達のためにICT(情報通信技術)を利用

災害時、透析患者と医療施設とは「災害伝言ダイヤル」等で連絡を取り合っています。ただ、災害伝言ダイヤルだと伝達の遅延などが起こるため、患者と医療施設とのホットラインが求められています。そこで、地方自治体が広く市民などに配っている安否確認端末を利用し、透析患者専用の通信・伝達ツールとして改良し、実証試験を行いました。

図4 透析患者と医療施設間との情報伝達ツール「つながる透析くん」

4 透析患者と医療施設間との情報伝達ツール「つながる透析くん」

名前は「つながる 透析くん(図4)」です。例えば医療施設側が「今日の地震で施設が稼働できないので、そのまま自宅で待機してください。助けが必要な場合は伝言ボタンを押して録音してください。」と各患者にメッセージを流します。そこで患者が「助けて」と録音すれば、その音声がサーバへと届いて再生され、医療施設側は患者の状況を知ることができます。もし無事ならば、無事ボタンを押すだけです。これまでに5カ所の透析施設で試していただき、非常に好評を得ています。
このシステムは、災害時以外にも使えます。多くの透析施設では透析患者の送迎を行っており、例えば医療施設側が「今日のバスは30分遅延しています」などの伝言を入力すると、その内容が機械音声で患者に送信されます。平時から利用することで、災害時にもスムーズに使える点が大きな特徴です。元々あるツールを透析患者向けに改良するだけのため、普及しやすいという利点もあると考えています。

当事者間のコミュニケーションの場を醸成

障害者や高齢者などの災害弱者のケアについて、当事者や専門家と一緒にシンポジウムを開催して意見交換を行っています。

このように、地域連携災害ケア研究センターは、工学や医療・保健などの分野の知識と技術を活かして、地域のニーズに応える災害ケアの研究を進めています。災害はいつ起こるかわかりませんが、我々は地域と一体となって減災・防災に貢献していきます。

※「HEMS認証支援センター」はECHONET Lite機器の通信試験や動作検証を行える試験施設で、神奈川工科大学 スマートハウス研究センターが運営しています。HEMS (Home Energy Management System) とは、エアコンや給湯器などの家庭内でのエネルギー消費量が大きい機器や、太陽光パネルや蓄電池などのエネルギーを創ったり蓄積したりする機器を制御し、エネルギーを効率的に利用するシステムのことです。ECHONET LiteとはHEMS における国際標準の通信プロトコルのことです。


▼本件に関する問い合わせ先

研究推進機構 広報担当

E-mailken-koho@ccml.kanagawa-it.ac.jp

関連するSDGs

3:すべての人に健康と福祉を

7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに

9:産業と技術革新の基盤をつくろう

10:人や国の不平等をなくそう

健康医療科学部 臨床工学科 血液浄化技術研究室 ( 山家 敏彦教授 ) 紹介ページ
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