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インドネシア・ジョグジャカルタ市におけるステカス大学看護学部との国際交流・共同研究(看護学科 芝山江美子教授)

近年、日本とインドネシア両国は人口の高齢化が問題となってきており、様々な医療保健分野での問題があります。1990年代からJICAなどの交流はあったが、大学レベルでのインドネシアとの交流は近年増加しています。

看護学科 芝山江美子教授

 

インドネシアの医療・福祉制度から学ぶことの重要性

 私は大学教員になる以前は、公衆衛生の専門家として、埼玉県・JICA(独立行政法人 国際協力機構)」からインドネシアに4年間派遣され、母子手帳を使った母子健康保健活動に従事しました。近年、アメリカなど先進国の医療制度・医療施設も視察しましたが、発展途上国の医療制度や福祉制度からも学ぶことは少なくありません。

 少子高齢化や地域の人口減少などにより、高齢者や社会的弱者へのサポートは、現代の日本社会では公的な医療・福祉サービスはありますが、限定的なものとなっています。

 インドネシアは医療の面では、遅れていますが、日本の1960年代の様相を残し、大家族の家族形態が普通です。地域には強いつながりがまだあり、助け合いの精神があります。本学の看護学生もこのようなインドネシアの良い面での、家族・コミュニテイ形態を学び、日本の近い将来、人間らしい介護医療サービスに役立ててほしいと考えています。プスケスマス(地域保健所)、ポシアンドウ(保健活動)などインドネシアならではのユニークな医療・保健活動からも多くの事を学ぶことができます。

 インドネシア国での高齢者の保健医療福祉システムの特徴の1つは、「自助(家族による支援)」と「共助(地域社会における支援)」です。先進国より、より低い社会経済開発状況(公助(政府支援)が期待できない)中でも高齢者福祉を実施しています。住民の90%がイスラム教であることも、良心的な活動が生まれる社会・文化背景にあると考えられます。

ステカス大学看護学部との学術交流と高齢者に関する共同研究

 本学看護学部ではインドネシアの看護学部と教員レベルでの国際交流をしています。2018年度には本学国際シンポジウムにステカス大学看護学部の教員を招待する予定です。

 2017年3月15日~19日まで、本学学部教員2名がインドネシア、ジョグジャカルタ市のステカス大学看護学部を訪問し、現地学生に対し、特別講義(日本の医療制度・福祉制度・公衆衛生制度)などについて行いました。また現地の医療保健制度などについて、意見交換を行いました。2017年12月には現地の高齢者に対し、生活スタイル・QOLについてのアンケート調査をステカス大学と共同で行う予定です。2018年度には、神奈川工科大学看護学部の学生も機会があれば、ジョグジャカルタ、ジャカルタで短期研修をしていただきたいと考えています。

看護学科 公衆衛生看護学 芝山江美子教授 紹介ページ

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