2025年11月29日（土）、全国の工科系私立9大学による「第8回工大サミット」が福井工業大学にて開催されました。当日は、全9大学の学長、教職員、学生、企業関係者をはじめ、多数の参加がありました。また、オンライン配信も併せて実施し、全国から視聴いただきました。

工大サミットのチラシ

「工大サミット」は、工業立国を支える人材育成に対する工科系大学としての使命と、グローバルな環境で活躍できる人材育成を共通課題とし、各大学の人的・物的資源の情報共有および相互の連携・協力による理工系高等教育のさらなる活性化を目指して、2017年3月に設立されました。

現在は、愛知工業大学、大阪工業大学、神奈川工科大学、芝浦工業大学、東北工業大学、広島工業大学、福井工業大学、福岡工業大学、北海道科学大学（50音順）の9大学が参加し、各大学が持ち回りで毎年1回「工大サミット」を開催しています。

第8回となる今回は、「地域で輝く先進的理工系人材の育成」というテーマのもと開催されました。開会にあたり、開催校である福井工業大学の掛下知行学長による挨拶、続いて来賓として参加いただいた文部科学省 高等教育局 専門教育課 課長補佐 髙木歩様のご挨拶がありました。その後、学長パネルディスカッションでは、各大学が取り組む特徴的な地域課題への対応について、事例紹介・報告が行われました。

学長パネルディスカッションの様子

本学の井上哲理学長は、地域貢献・連携センターでの取り組みとその実績を紹介し、学びの場としての地域の役割に言及しました。さらに、キャンパス周辺地域の社会課題の解決に学生が参加することの意義についても述べました。

学びの場としての地域の役割について言及する 井上哲理学長

続いて開催された学生プレゼンテーションでは、学生自主防犯ボランティア団体「KAIT BLUE（カイト ブルー）」の代表を務める大工原望乃子さん（情報学部 情報ネットワーク・コミュニケーション学科4年）が、「防犯ボランティアによる地域課題への取り組みについて」というテーマで、これまでの活動実績と今後の展望について堂々と発表しました。

発表する 大工原望乃子さん（情報学部情報ネットワーク・コミュニケーション学科4年）

工大サミット学生交流イベントとして、eスポーツによる「工大サミット交流大会 in FUT」が開催され、本学からはe-sports部の部員6名が「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」に参戦しました。

イベントは大いに盛り上がり、終了後もeスポーツを通じて参加大学の学生同士が交流を深める姿が見られました。

参加した「KAIT　e-sports」のメンバー

工大サミットの最後には、来年度の「第9回工大サミット」開催校となる北海道科学大学の川上敬学長が挨拶し、閉会となりました。