情報メディア学科 鈴木研究室の大学院生らが DICOMO 2025 シンポジウム/デジタルコンテンツ制作発表会で受賞
6月25日(水)〜27日(金)に福島県石川郡石川町・母畑温泉「八幡屋」で開催された情報処理学会 「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO)2025 シンポジウム」 において、大学院情報工学専攻(鈴木研究室所属)の 溝渕 彩久良さんと馬場 虎太朗さんが、言語系サイコロ型UIゲーム 「コトコロ」 をデモ発表し、優秀なデモに贈られる 野口賞 を受賞しました。
また、同シンポジウムに併設して開催された情報処理学会 DCC 研究会主催 「デジタルコンテンツ制作発表会(インタラクティブ部門)」 にも出展し、優秀賞 を同時に受賞しています。
「コトコロ」は、ひらがなが印刷された三つのサイコロを使い、提示されたイラストに合う三文字のことばを素早く作る対戦型ゲームです。サイコロを回転させて所定の位置に置くだけで入力が完了するため、直感的に楽しめます。語彙想起・意味理解・注意集中を同時に刺激できることから、認知機能トレーニングとしても高い効果が期待されています。
お二人の今後のさらなる活躍が期待されます。
受賞者のコメント
溝渕 彩久良 さん(大学院情報工学専攻 2年 企画・デザイン担当)
「高齢者施設での試行を重ね、楽しさと効果を両立させるよう改良してきました。超高齢社会の日本で、多くの方に遊んでいただき、認知症予防に役立てれば嬉しいです」
馬場虎太朗 さん(大学院情報工学専攻 1年 プログラム担当)
「コトコロの基盤は、先輩方が開発された『サンコロビンゴ』を汎用化したアプリケーションフレームワークとして設計しました。ひらがなだけでなく、記号やアルファベットなど他のコンテンツにも応用できるので、今後も積極的に展開していきたいと考えています。」
受賞した溝渕さん(左)と馬場さん(右)