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自動車システム開発工学科特別客員教授の清水和夫先生による実車を使った特別講義を実施

10月7日(木)、創造工学部自動車システム開発工学科では、次世代自動車開発特別専攻生と大学院生を対象に、特別客員教授の清水和夫先生による実車を用いた特別講義を実施しました。

当日は、全日本ラリー選手権に参戦中の清水先生の愛車「頑固一徹スポーツCVTヤリス号」が本学・自動車工学棟に登場。前半は、同車の製作に取り組むトヨタ自動車 東富士研究所と本学をzoomで繋いで、エンジニアの方に清水先生との関わりやスポーツCVTによるラリー活動について、また、スポーツCVTの技術概要などについてお話しいただきました。

中でも「エンジンパワーを常に最高出力でシームレスに路面に伝達できるCVT変速制御技術」についての解説は学生たちの心を惹きつけたようです。学生たちからの専門的な質問に対し、トヨタ自動車エンジニアの方から丁寧な回答がいただけるなど、本講義の意義を感じる場面となりました。また、各専門分野をもつ本学科の先生方から清水先生への質問やディスカッションも、本講義に参加した学生たちにとって大きな刺激となったことでしょう。

後半は、実車に接しながらの講義で、最初に清水先生からラリーカーならではのエンジンや足回り、ロールゲージや軽量化された内装など車内の特徴、また、ラリー走行中にトラブルが起きた際の対応方法などをご説明いただきました。さらに、車体をマルチリフトで持ち上げての見学では、タイヤを外しその内側を確認したり、車体の下から構造を見たりと大変貴重な体験ができました。本講義での体験が、学生たちの自動車への理解や研究に活かされていくことを期待しています。

<清水和夫 特別客員教授にお聞きしました>
■実車を使っての特別講義の目的は?
実際の車を見て学生に感じてもらいたいというのが一番の目的です。工学的な分野では様々な数式を用いて技術的な問題をひもといていくのですが、自動車メーカーは製造業であり"ものづくり"なので、理屈だけでは対応できないのです。今回使用したCVTヤリスは、大衆車ですがラリーで走行するためにいろいろな改造をしています。それを自分の目で見て感じで欲しいと思いました。

■今後の授業について
今後も今回と同様に、車両などの素材を大学に持ち込み、ホンダやスバルのエンジニア陣とオンラインで繋いでという講義をやってみたいです。今回のようにエンジニアと学生が直接ディスカッションする機会はありませんから、そうした機会をまた作りたいです。自動車業界は裾野が広いので、自動車メーカーだけでなく、たとえば、部品メーカーやタイヤメーカーのエンジニアと話すのも勉強になると思います。

■高校生に向けて
大切なのは、人と違うことをやってみたいとか、自分の発想や意見をしっかりと話せることです。わからないことを臆せずいろいろな人に話をぶつけてみる!まだ、高校生は卵の卵だから、大学で将来に向けてどのように孵化していくかが大事だと思います。

【清水先生の御略歴】
国際自動車ジャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
レーシングドライバーとして国内外の耐久レースで活躍するいっぽう、自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論や安全性能を専門とするが、環境問題、都市交通問題についても精通している。日本自動車ジャーリナスト協会 日本交通医学研究会 会員。日本科学技術ジャーナリスト会議 会員(JASTJ)。
動画サイト(http://www.startyourengines.net/)でもサステナブル・モビリティに焦点を当てたコンテンツを提供中。

  

  

  

  

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