2022.11.05
10月27日(木) ドイツ連邦教育研究省(BMBF)局長のProf. Dr. Ina Schieferdecker氏、ドイツ大使館のDr. Lothar Mennicken氏がDIVP (Driving Intelligence Validation Platform) プロジェクト、及び、日独連携のVIVID (German-Japan joint virtual validation methodology for intelligent driving systems) プロジェクトを視察するため、本学KAITを訪問されました。
VIVIDプロジェクトは、(独)BMBFが支援するVIVALDIプロジェクトと(日)内閣府SIP自動運転が支援するDIVPプロジェクトによる連携研究プロジェクトです。自動運転の安全性評価を共通の目的として、センサから観たリアルな仮想空間を生成し、正にデジタルツインのシミュレーション環境で、自動運転の開発/評価の加速に貢献しようとするものです。
この度、VIVIDプロジェクトはBMBFの資金援助を受けた日独連携研究開発協力プロジェクトの中で、最も成功したプロジェクトの一つに選ばれ、日本側リーダの本学KAITがProf. Dr. Ina Schieferdecker氏の訪問先に至ったとのことです。
まず初めに、DIVPプロジェクトリーダである本学の井上秀雄特任教授から、DIVPシミュレーション、VIVIDプロジェクトの説明が行われ、その後実際のセンサの実験車両やリアルなシミュレーションの様子を見学されました。Prof. Dr. Ina Schieferdecker氏は、プロジェクトメンバからの説明にも熱心に耳を傾けられ、総じて、DIVPプロジェクト、そして、日独連携VIVIDプロジェクトの成果を、良くご理解頂けました。
今後も、自動運転車の社会実装や安全基準などの標準化のために、この日独連携VIVIDプロジェクトの成果が活用されていくものと期待されています。
(文責:KAIT先進自動車研究所 所長・特任教授 井上 秀雄)