4月25日に、日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年を記念し、スウェーデン王国カール16世グスタフ国王陛下ならびに、王妃陛下が来日され、高齢者に関する取り組みである「Living Lab for Active Aging-産学官民連携の取り組み」をご視察されました。この代表事例3つの内の1つとして、自動車システム開発工学科井上秀雄教授より、「Sイノベ：高齢者の自立を支援し安全安心社会を実現する自律運転知能システム」プロジェクトを紹介しました。

両陛下ならびに、随行された高円宮様も、高齢者に向けた知能システムによる、先読み運転支援車の研究活動に大変、高い関心を示されていました。

当日は雨天でしたが、用意した公道実験車の運転席に乗車され、リスク予測技術、人間機械協調技術、廉価な知能化技術など多くの質問を説明員と交わされた様子に関心の高さが伺われました。いま、話題となっている自動運転との違い、そして、高齢社会のモビリティの課題解決に向けた真摯な研究活動を新鮮に感じていただいた様子で、大変、共感して頂きました。

また、両陛下は、他の事例にも関心を示されており、全体を企画した東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子教授と共に、本件の成功を喜びました。