2015.09.03
昨年から本格的に始めた神奈川工科大発の次世代自動車工学のシンポジウムを、今年も8月28日(金)13:20から開催いたしました。
本年は、今後の自動車の姿と性能を変える可能性のあるタイヤの変革を中心として「目前に迫ったタイヤ性能規制から始まる自動車技術の改革」をテーマに、大学および関連する企業などの研究者等より最先端の情報を講演いたしました。
(敬称略)
開会挨拶
神奈川工科大学 学長 小宮 一三
「タイヤ性能規制の国際的動向」及び「タイヤ表面形状計測を基礎としたモデリングによる騒音発生メカニズム解析」
神奈川工科大学教授 石濱 正男
「欧州の道路交通騒音政策とタイヤ/路面騒音低減への取り組み」
自動車工業会・トヨタ自動車 溝上 喜美男
「車両運動性能・乗り心地・車内音とタイヤ特性」
日産自動車 木村 修一
「タイヤ性能の技術連関図」及び「次世代タイヤの動向」
工学院大学教授 中島 幸雄
「タイヤ騒音発生メカニズムの知見と研究の整理
ブリジストン 和氣 充幸
「次世代タイヤを活かした車両技術」
BMW Japan 山根 健
「板の振動伝播と音響放射シミュレーション」
神奈川工科大学教授 西口 磯春
全国から自動車メーカー及びタイヤメーカーなど自動車関連技術者を中心に、昨年よりも多い総勢170人を超える参加者があり、タイヤに関する規制の動向や最新技術に関する情報を熱心に聞いていました。
また、来られた方からのアンケート結果から、本シンポジウムに大変満足されていることがうかがわれました。次回に向けて自動車技術の革新に貢献できるシンポジウムにすべく今後も頑張っていきます。