2016.08.03
7月21日~23日に千葉大学で開催された日本医用画像工学会主催の「2016年度医用画像処理コンテスト」(通称:CADコンテスト)において、電気電子情報工学科4年生(武尾研究室所属)(中村友弥さん、石田勝さん、三枝駿介さん、佐野天人さん)が優勝し、大会賞を受賞しました。
CAD(計算機診断支援)処理における長年の悩みは、対象とする画像サンプルが圧倒的に少ないことです。そこで、手元にある実際の疾病サンプルから擬似的な疾病サンプルを生成することができれば、またそれが実物と遜色のないものであれば、この悩みを解決する大きな手助けになると考えられます。
「3次元腹部CT画像への肝腫瘍の埋め込み」というテーマで全国から集まった大学や研究機関のチームの中、それぞれが開発した自動埋め込み処理によりその出来栄えを競いました。そして、6人の専門医による審査の結果、1位を獲得することができました。2年前にも本研究室の大学院生が受賞しており、2年ぶり2回目の優勝を果たしましたが昨年は3位に終わり、そのリベンジをすることができました。また、今回がこの大会の最終回ということで有終の美を達成でき大変嬉しく思っています。今後はこの技術の応用を図り、実際のCADシステムに役に立つように目指していきます。
(写真:授賞式後、審査委員長、学会長、学会の大会長と撮影*左側4名が受賞した学生)