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水の中に漂う「命のサイン」をキャッチせよ! 活性炭で進める最新の遺伝子フィッシング(環境科学技術研究所/応用化学生物学科 教授 髙村 岳樹)

釣竿も網も使わずに、その川にどんな魚がいるか当てる――そんな魔法のようなことが、今の科学では可能です。鍵を握るのは、水の中に漂う「環境DNA」。本研究では、この目に見えない命のバトンを、身近な「炭」の力を使って効率よく「釣り上げる(回収する)」新しい仕組みを開発しています。

応用化学生物学科
髙村岳樹教授

コップ1杯の水から「命のサイン」が見つかる?

水の中には、魚の皮膚の破片や排泄物などから剥がれ落ちた「DNA(遺伝情報)」が漂っています。これを「環境DNA(eDNA)」と呼びます。これまでは、網で魚を捕まえなければわからなかった生息状況が、水を分析するだけで非侵襲的(生き物を傷つけない方法)かつ効率的に把握できるようになりました。

これまでの課題:その瞬間の情報しかわからない

しかし、これまでの主流な方法は、現場で水を汲んでフィルターでろ過する「オンサイト採水法」でした。これでは「採水したその瞬間」の情報しか得られず、長期間のモニタリングには向かないという弱点がありました。 また、大量の水をろ過する装置を持ち運ぶのも大変です。

「炭」を置いておくだけの簡単サンプラー!

そこで注目したのが、水を浄化するのにも使われる「活性炭」です。今回の研究では、さまざまな種類の炭(おがくず、ヤシ殻、マングローブなど)を水の中に一定期間設置しておくだけで、環境DNAを吸着・回収する「パッシブサンプリング法」を検証しました。実験の結果、おがくずやヤシ殻を原料とした活性炭は、67〜74%という高い割合でDNAを捕まえることができるとわかりました。

今後の展望:絶滅危惧種の守り神に

現在は、絶滅危惧種である「ホトケドジョウ」を対象に、この手法の実用化を進めています。安くてどこにでも設置できる炭素材サンプラーが完成すれば、世界中の水辺で、より手軽に、より詳しく生物の多様性を守るための調査ができるようになります。

厚木市の川の生き物

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▼本件に関する問い合わせ先
研究推進機構 研究広報部門
E-mail:ken-koho@mlst.kanagawa-it.ac.jp

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