Quick Search
Quick Search

Quick Search

よく見られているページ

CATEGORY

カテゴリーから知るKAIT

KAITの学び EDUCATION

KEYWORD

キーワードから知るKAIT

Quick Search
大学紹介・取り組み・基本情報
教育
学生生活
キャリア・就職支援
研究
地域・社会貢献
教職員用ポータルサイト 在学生向けポータルサイト 保護者ポータルサイト 卒業生ポータルサイト 企業・教育関係ポータルサイト
  • TOP
  • 最新研究情報一覧
  • 世界の大学を結ぶ大学間メタバース(グローバル学術連携センター/情報工学科 教授 鷹野 孝典)

世界の大学を結ぶ大学間メタバース(グローバル学術連携センター/情報工学科 教授 鷹野 孝典)

グローバル学術連携センターでは、タイのチュラロンコーン大学、キングモンクット工科大学ラートクラバン校、シーナカリンウィロート大学、日本の神奈川工科大学および中央大学と連携し、国際共同研究を推進しています。

本プロジェクトで展開する「大学間メタバース」は、AIやVRなどの先進技術を活用し、世界各地の大学の授業・研究室・キャンパスをシームレスに統合することで、対話的で臨場感のあるオープンな仮想学習環境プラットフォームを構築します。

これにより、地域や国境を超えて多様な学生が学び合い、教育者が授業を実践し、研究者が成果を共有するなど、拡張性と持続性に優れたグローバルな学術連携が実現されます。

情報工学科 鷹野 孝典 教授

世界の大学をつなげるメタバースキャンパス

世界には、おもしろい授業や、特色のある研究室、そして個性的で魅力的な大学キャンパスがたくさんあります。このような個々の教育研究環境をつなぐために、私たちは「大学間メタバース」という新しい仕組みをつくっています。これは、AIやVR(仮想現実)などの技術を使って、世界の大学をつなぎ、どこからでも授業や研究に参加できるグローバルな学びの世界を実現する取り組みです。

どこからでも学べる未来のキャンパス

この研究では、世界中の大学をつなぎ、国や地域を超え、誰でも授業や研究に参加できる新しい「学びの場」をつくることを目指しています。そのために、誰でも安心して使えるメタバースの技術を開発し、世界各地のすばらしい授業、研究室、キャンパスを仮想空間の中で再現してつなぐプラットフォームをつくります。

また、AIやSTEM(科学・技術・工学・数学)といった先端分野の教育を、世界中の人が体験できるようにすることも目標です。VR(仮想現実)技術を使うことで、まるでその場にいるようにAIやSTEMの学びを体験できる環境を開発します。

AIといっしょに学ぶ ― 感情に寄り添う新しい学びのかたち

さらに、学ぶ人の自発性(自分から考える力)や創造性(新しいことを生み出す力)を伸ばすために、学習者といっしょに考え、学ぶ意欲を高めるAI「ピアAI(Peer AI)」の開発にも取り組んでいます。

神奈川工科大学では、「ピアAI(Peer AI)」という、人の感情や親しさに合わせて学びをサポートしてくれるAIを開発しています。このAIは、学ぶ人の気持ちを考えながら、やる気が出るようにヒントやアドバイスのしかたを変えることができるのが特長です。親しみやすい3Dキャラクターのデザインにも取り組み、ピアAIの技術をメタバースに組み込んだ、楽しく学べる学習環境の実現を目指しています。

タイの学生と作り上げたKAITメタバースキャンパス

一方、タイのチュラロンコーン大学、キングモンクット工科大学ラートクラバン校、シーナカリンウィロート大学では、「大学間メタバース」と呼ばれる、ブラウザからアクセスできる仮想キャンパスのプラットフォームを開発しています(https://www.mangosgo.com/catalog)。このメタバースには、日本・タイ・イギリスなど約30の大学キャンパスが仮想空間の中に再現されています。

神奈川工科大学のキャンパスもすでに再現されており、情報学部棟、図書館、先進技術研究所、KAIT TOWN、KAIT広場などをメタバースで見学することができます。この3Dモデルは、チュラロンコーン大学(タイ)の学生チームが実際に神奈川工科大学を訪れ、建物を細かく計測して作り上げたものです。そのため、現実のキャンパスにとても近いリアルな再現になっています。

これからの挑戦

これからの展開として、各分野の教育者や研究者の協力を得ながら、メタバースの中で授業、研究室、キャンパスを構築し、誰でも見学したり、体験したり、学んだりできるようにしていきます。そのために、メタバースやAIの技術をさらに発展させるとともに、AIやSTEM教育に加えて、異文化体験や環境問題の学習など、楽しく学びながら社会的にも意義のある教育コンテンツの開発を進めていく予定です。

※KAIT(カイト)は神奈川工科大学のコミュニケーションネームです。

▼関連するSDGs

▼本件に関する問い合わせ先
研究推進機構 研究広報部門
E-mail:ken-koho@mlst.kanagawa-it.ac.jp

最新研究情報一覧に戻る