【神奈川工科大学】スマートハウス研究センターが国立虎尾科技大学 電機資訊学院との相互協力・連携協定を締結
神奈川工科大学(神奈川県厚木市)スマートハウス研究センターと、国立虎尾科技大学(台湾・雲林県) 電機資訊学院が、カーボンニュートラルの実現に向けた共同研究の検討を開始しました。IoT国際標準通信規格である「ECHONET Lite」を活用した研究を進めます。
2025年10月30日、神奈川工科大学スマートハウス研究センターは、国立虎尾科技大学電機資訊学院と、「エネルギーマネジメントシステムに関する共同研究プロジェクト」の推進・支援に関する相互協力・連携協定を締結しました。
また、連携協定締結にあたり、スマートハウス研究センターの一色センター長による記念講演も実施されました。当日は約50名の方にご聴講いただき、神奈川工科大学のエネルギーマネジメントシステムへの取り組みなどを紹介しました。
神奈川工科大学スマートハウス研究センターは2012年設立され、IoTの国際標準通信規格である「ECHONET Lite (ISO/IEC14543-4-3)」の研究と普及活動を推進してまいりました。
この「ECHONET Lite (ISO/IEC14543-4-3)」は日本のスマートハウスのひとつであるZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)(※1)に標準実装されており、ZEHの普及は日本の住宅分野におけるカーボンニュートラル実現のための重要な政策の一つです。ECHONET Liteの規格策定団体である一般社団法人エコーネットコンソーシアム(※2)とはECHONET Liteの普及活動や国際的な標準化の推進(※3)に関する取り組みにおいて連携しています。
台湾では2021年4月にカーボンニュートラル実現を宣言しており、エネルギー分野は近年非常に注力している研究開発分野です。
今回、相互協力・連携を締結した国立虎尾科技大学(台湾・雲林県)は、1980年に創立され、AIを活用したスポーツ科学やスマートアグリビジネスなどの取り組みに注力しており、スマートグリッド、エネルギーマネジメントシステムに関する研究開発なども活発に行われています。
今回の連携協定は、2024年10月に同研究テーマで連携協定(※4)を締結した国立中央大学(台湾・桃園市)からの来学(※5)に国立虎尾科技大学 電機資訊学院 杜俊育助教授が参加したことが契機となっています。今後、国立虎尾科技大学 電機資訊学院と共に、ECHONET Liteを活用したエネルギーマネジメントシステムの研究に加え、国立虎尾科技大学が注力しているスポーツ科学やスマートアグリビジネスへのECHONET Lite活用なども検討する計画です。
神奈川工科大学では、世界的な課題であるカーボンニュートラル実現に向けて、今後も海外の大学との相互協力・連携を図り、最先端技術の研究開発に邁進してまいります。
▼本件に関する問い合わせ先
神奈川工科大学 研究推進機構
研究広報部門
住所:〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野1030
TEL:046-291-3218
E-mail:ken-koho@mlst.kanagawa-it.ac.jp

左:スマートハウス研究センター 一色センター長(右)と資訊電機学院 許院長(左)

右:出席者全員での記念撮影

左:一色センター長記念講演

右:杜助教授(左)と一色センター長、杜助教授担当学生との記念撮影











