田園調布学園大学と手話学習支援ツールの評価実験を開始しました ― AIを活用した手話学習の新しいかたちを目指して ―
情報工学科・田中博研究室と情報メディア学科・西村研究室は、共同で開発を進めている「手話学習支援ツール」の評価実験を、田園調布学園大学 人間福祉学部 社会福祉学科 川名ゼミと連携して開始しました。
このツールは、学習者が習得した手話の動きをAIが自動的に判定・評価するもので、自分の手話表現を客観的に確認しにくいという学習上の課題を解決することを目的としています。AIが学習者の動作を分析し、手話の認識結果をフィードバックすることで、自宅でも効率的に復習できるよう設計しています。
今回の評価実験では、川名ゼミで手話を学ぶ学生の協力のもと、操作性(ユーザビリティ)や機能の有効性を検証するとともに、実際の学習現場からの意見・改善点を収集します。これらの成果を踏まえ、将来的には一般の学習者にも利用できる手話学習支援ツールとして公開することを目指しています。
なお、本ツールの手話見本動画および手話動作認識モデルの開発に必要なデータ取得には、株式会社ケイ・シー・シーの協力を得ています。













