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情報学部 情報ネットワーク・コミュニケーション学科

概要

現在、コンピュータ同士をつなぐ情報ネットワーク技術は、ホームページや電子メールだけでなく、医療や金融、交通、電力、教育など、あらゆる産業に不可欠なものとなっています。さらに、クラウドコンピューティングにより、その可能性はさらなる広がりを見せています。本学科ではネットワーク上での人、社会、システムの相互間のコミュニケーションに関する研究を行い、コンピュータとネットワークの両方の技術を身につけた、今一番社会が求めているエンジニアを育成します。

実践的なカリキュラムが、即戦力の実力を育成

時代のニーズの先をゆくカリキュラム

本学科では「ネットワーク技術」「セキュリティ技術」「これらを応用したアプリケーション技術」の3分野に渡る専門科目を幅広く用意し、すべての分野の基礎をしっかりと身につけるとともに、興味ある分野を深く専門的に学べるプログラムを組んでいます。

少人数制授業で実力アップ!

実践力の育成と、より自主的な学習態度を身につけてもらうことを目的に、少人数のセミナーを開講しています。1人の教員に対し10名前後の学生が、研究や調査を長期間に渡って行います。決められた手順を指示通り行うのではなく、各自が自ら考え、試し、目的達成に向けて進むことで、ネットワーク分野での研究の本当のおもしろさを実感することができます。

4年間の学び

1年次にはコンピュータ・情報処理技術などの基礎知識を修得しながら、ネットワークの概論を学んでいきます。2年次には基盤技術を理解し、3年次にはコースに分かれて専門知識・技術を学びます。3年後期からは研究室に所属して、4年次に仕上げる卒業研究にてより深い議論をしていきます。このようにして、ネットワーク技術(インターネット・携帯電話・セキュリティ)と情報技術(コンピュータ)を兼ね備えた時代が求める新しい情報エンジニアを目指します。

4年間の学び

ピックアップ科目

2年次

情報ネットワーク基礎ユニットⅠ

ネットワーク技術の基礎を習得することを目的とした実験型授業です。テーマごとにグループに分かれ、各担当教員の指導のもとに実験を行います。実験内容は、PCの組み立てとセットアップ・ネットワークケーブル作成とスイッチング・簡易ルーター設定・IPアドレスとルーティング・通信路の暗号化・無線LANの設定の6つのハードウェア実験と、C言語によるネットワーク通信プログラム作成などのプログラミング実習です。

3年次

情報ネットワークコースユニット

3年前期の「情報ネットワークコースユニット」では、希望するコースを選択し、1項目3週間かけて内容の濃い専門的な実験を行います。ネットワークコースでは、マルチメディアネットワーク伝送実験・ネットワークの構築と運用・通信における誤り制御方式を、セキュリティコースでは、Webデータベースの構築と認証実験・暗号理論実践演習・ネットワークトラフィックの解析を、アプリケーションコースでは、AI(人工知能)によるデータ解析・携帯GPSデータの品質管理とアプリ開発・画像処理プログラミングを、それぞれ学びます。

情報学部プログラム

情報学部では社会が求める教育ニーズに応えるため、情報学部3学科の学生が自らの意欲と学力に応じて参加できるプログラムを用意しています。取得単位やGPAで一定の基準を満たしている場合、2年次において以下のプログラムに所属することが可能となります。プログラムには所属した学生のみが履修できる講義やセミナー等が用意され、これらの科目に合格した学生にはプログラム修了証が授与されます。

AI & IoT プロフェッショナルプログラム

本プログラムは、AI(Artificial Intelligence:人工知能)とIoT(Internet of Things:モノのインターネット)というテーマのもとで行う情報学部3学科横断型の教育プログラムです。2年次および3年次前期はAIおよびIoTに関する講義科目を通して専門的な知識を身につけ、3年次後期および4年次にはセミナー科目を通してAIおよびIoTの実践的な技術を習得します。プログラム修了者はAIおよびIoT分野のプロフェッショナルとして必要な素養を身につけることができます。

【AI & IoT プロフェッショナルプログラムの主な授業】
人工知能基礎論

人工知能の基礎知識と体系の理解を目的として、主要な技術と実践方法について学修します。

ネットワークセキュリティ

暗号技術や認証技術など情報セキュリティの基礎を復習しながら、ファイアウォール、VPN構築技術、不正侵入検知システムなどネットワークに関わるセキュリティ技術について学修します。また、不正アクセス対策技術、コンピュータウイルス対策や無線LANのセキュリティ対策についても理解を深めます。

フィジカルコンピューティング

この授業では、情報世界と現実世界を結びつける一連の手法を学び、フィジカルコンピューティングを利用したインタラクションデザインのための基本スキルを身につけます。人の動きや振舞いを感知するセンサー類の基礎知識や、I/Oデバイスを用いた実世界メディアの基礎について学修します。

AI & IoTセミナー

AIおよびIoT技術者に欠かせない実践的なスキルを身に付けるために、ビッグデータ処理・IoTセキュリティ、データ収集と前処理、人工知能実践について、セミナー形式による演習等を通して学修します。

資格取得サポート

ネットワーク技術資格取得支援

シスコネットワーキングアカデミー

情報ネットワーク・コミュニケーション学科は、ネットワーク機器の開発で世界トップシェアを誇るシスコシステムズ合同会社が提供する教育プログラム(シスコネットワーキングアカデミー)の参加校です。

シスコ講座

本学では集中講座(シスコ講座)を無料で開講しており、ネットワークエンジニアに必要な基礎的技術を学べます。シスコシステムズが認定するCCNA(中規模ルーテッド・スイッチドネットワークの導入・設定・運用などを行う能力を認定する資格)の取得を目指し、シミュレータや実機を使用した実学による学習を初級・基礎レベルから実施しています。
【2014年度~2019年度の合格実績】
CCENT(※)46名 CCNA 14名 CCNP 1名

  • CCENTは2019年まで実施されていた、小規模なエンタープライズネットワークの導入・運用などの知識と技能を認定する入門的な資格です。

取得可能な支援している資格・免許

・電気通信主任技術者
・電気通信工事担当者
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・C言語プログラミング能力認定試験
・ITパスポート試験
・データベーススペシャリスト試験
・エンベデットシステムスペシャリスト試験
・JAVAプログラミング能力認定
・ネットワークスペシャリスト試験
・情報セキュリティアドミニストレータ試験
・情報セキュリティスペシャリスト試験
・情報処理活用能力検定
・画像情報技能検定
・シスコ技術者認定試験 CCNA
・シスコ技術者認定試験 CCNP

取得可能な教員免許状

・高等学校教諭一種免許状 情報
・高等学校教諭一種免許状 工業

実験・研究施設

本学科の学びのメインステージ、情報学部棟

大容量のネットワーク環境の下、最先端の実験・研究設備や、安心のセキュリティシステム、本格的なスタジオも備え、充実の学びをサポートします。情報ネットワークの未来を、ひと足早く体感してください。

バーチャルリアリティ実験室

正面、左右、床面に設置された大型スクリーンに3D映像を映し出し、3次元映像技術・音響技術を中心とした仮想空間を作り出すための実験を行っています。

超広帯域実験用ネットワーク設備

産学官連携による新世代ネットワークを研究するため、100Gbpsを超える超高速なネットワークで外部のテストベッドネットワークに直結しています。将来のネットワークエンジニアを目指す学生にとって、日本でも数少ない最先端の設備を使った実践的な環境を提供しています。

8K超高精細映像処理システム

超広帯域実験ネットワーク設備を活用して、8K(約3300万画素)の超高精細動画を圧縮しないで複数地点に配信するシステムです。本システムの活用により、Interop Tokyo 2019にてBest of Show Awardの「アカデミック部門」ファイナリストに選出されました。

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