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センター長からの挨拶

教職教育センターの理念

本学は、日本における中堅技術者の育成をめざし、1963年に幾徳工業高等専門学校として開学しましたが、より高度な科学技術の必要性ならびに大学進学率の急増など、社会の要請にこたえるべく、1975年に幾徳工業大学を開学することとなりました。その後、神奈川工科大学と改称し、教育研究活動を工業のみならず科学全般に広げるとともに、生命医療系の学科を増設し、理系総合大学として実社会においてより指導的な位置で活躍できる人材の育成に力をそそいでいます。その中でも創始者の思いを表現した建学の精神を念頭に、社会に対する科学教育の重要性から次世代の人材を育てるべく、教育者の育成にも重点を置いています。

本学の教職教育センターは、各学科が育成する高い専門性を基盤に、教育者としての資質やスキルを身につけた優れた教師の育成をめざしています。すなわち、地球環境・エネルギー問題、福祉と健康・医療、高度情報化社会、災害対策といった現代社会の要請に対処すべき専門性を身につけた上での教科に対する理解、教育現場で学習者を引き込んでいけるような授業実践力、地域、友人関係、家庭など個人をとりまく多様な環境を踏まえた上での生徒指導など、未来世代を育てることのできる自立した教員(自らの責任のもとで思考や判断、省察を行い、それに基づいて実践を積み重ねていくような教員)を育成します。 

詳細:

  1. 現代社会の要請に対処すべき専門性に根付いた教科の理解
    教科を指導する上で、現実と結びついた専門教科の知識は大きな力となります。特に、地球環境やエネルギー、災害対策などの現代社会が抱える多様な問題を解決するために必要な専門知識は、学習者の勉学意欲を高めるだけでなく、専門知識の背景にあるいろいろな現象に対する理解を深めてくれます。また、こうした現象の本質に対する深い理解があってこそ教科科目の正しい知識の伝達が可能となります。そこで、本学の教職課程では、各学科の専門教育を基盤として、教科に関する知識を習得させます。
  2. 生徒を引き込む授業実践力
    中高一貫教育が叫ばれるようになった今日、学校現場では、教科科目に興味をもたない生徒に対し勉学意欲を高めるような授業を行えることは、急務であります。このような授業は、わかりやすくておもしろく、かつためになる授業です。したがって教員は、学習者の興味、知識、体験などに応じて、おもしろくて引き込まれるような授業を行う力、すなわち授業実践力を高める必要があります。そこで、本学教職課程では、教材開発、教科の指導案の作成、情報機器の活用、プレゼンテーション、学校や科学館でのサイエンスショーなどの経験を通して、学校現状で生かすことのできる授業実践力を習得させます。
  3. 多様な環境を踏まえた上での生徒指導
    学校現場における生徒指導では、生徒の交友関係、家庭環境や家庭を取り巻く地域の環境を理解した上で対応する必要があります。また、教員は生徒との教育相談や保護者面談を通して、将来の夢や希望を実現するための助言の求めに応じられなければなりません。その他、個別援助計画を作成する力、学校、家庭、関係機関などと連携する力、保護者や地域の関係者に助言する力および危機管理能力なども必要となります。そこで、本学教職課程では、より実践的課題を通して、生徒が求める様々な問題に対応できる生徒指導力を習得させます。