トップページ >> 学部・大学院 >> 大学 >> 健康医療科学部 >> 管理栄養学科 >> 教員紹介 >> 管理栄養学科 生育栄養学研究室
子どもが成長することとは、単に子どもの時期だけの問題ではなく、生涯における健康作りの始まりであります。低出生体重児は、成長後成人期に生活習慣病となりやすいといわれています。その研究は20世紀の終わりに始まったばかりです。最初にこの事実を発見したのは英国の公衆衛生のBarker先生であったことから、これを「Barker仮説」と呼びます。すなわち、健康と疾病の起源は、実は母体の胎内栄養や出生直後の栄養が重要であることがわかってきました。現在ではDevelopmental Origins of Health and Diseaseという概念が創出されたのです。