機械工学特別専攻
募集人員8名

豊かな教養と幅広い視野をもち創造性豊かて探求心あふれる機械技術者を養成することを教育方針とする。また、技術者としての社会的責任と倫理観をもち、急変する地球環境の保全やグローバル化・高度化する工業製品の開発設計・生産に貢献できる技術者を養成する。さらに、機械工学の基礎知識を十分に身につけ、これをもとに、生涯にわたって機械およひ機械システムを設計する能力を継続的に構築てきる技術者を養成することを目的とする。

●特別専攻担当教員

教授 川島 豪
(機械工学科)

【主な研究】
●安心・安全なシステムの開発
ライフスタイルの変化により幼児と自動車で移動する機会が増えています。それにともない、幼児が事故に巻き込まれる機会も増えています。本研究では瞬時のキメ細かな制御により幼児へ作用する最大衝撃力を緩和するアクティブチャイルドベッドを開発しています。
●未利用エネルギーの有効利用技術の開発
再生可能エネルギーの中で最も利用しやすいのは太陽光ですが、発電状況を調べると、うす雲がかかっただけで発電量が急激に低下してしまいます。これでは、安定的にエネルギー供給をすることができません。その解決策の1つは、風力、水力、バイオマスなどいろいろな再生可能エネルギーをミックスして利用することです。本研究では太陽熱を利用したサーモサイホンというシステムに注目し、制御システムにより安定したエネルギー供給を目指しています。

教授 木村 茂雄
(機械工学科)

【主な研究】
●マルチコプタの飛行性能
近年、マルチコプタ(ドローン)の利用が盛んになってきました。これはマルチコプタの価格低下や多数のメーカーによる多種の製品提供が大きな理由です。趣味として楽しむだけでなく、特性を活かして、さまざまな用途が模索されています。私たちの研究はマルチコプタの飛行性能の評価と改良です。速く飛ぶためにはどのような形状にしたらよいか、強風や雨・雪の中でも安定させるためにはどうしたらよいか、などを調査し、実際に模型を作成して実験しています。
●飛行の安全策-雪・氷の影響
航空機を設計するときには、寒冷期に雲の中を飛行するときの安全性を確保することが求められます。気温が0℃以下でも雲の中にはたくさんの小さな水滴が液体のままで存在します。対策無しで雲の中に航空機が突入すると水滴が翼やエンジンに衝突して氷になり、最悪墜落にまで至ります。私達の研究は、この氷発生への対策案を構築し、実現化させることです。こうした研究は航空機だけでなく、列車や自動車の安全走行や、風力発電、送電や気象観測を安定して行うために応用されています。

准教授 林 直樹
(機械工学科)

【主な研究】
●環境負荷の低減に役立つ燃焼技術の開発
「燃焼」は多くの工業機器の動力として、また材料の加工の熱源として、幅広く利用されています。その一方で、地球温暖化の原因となるCO2の排出やNOxやPM等の大気汚染物質の排出などの問題の原因ともなっています。私たちの研究では主に燃焼の数値シミュレーションを用いて、火炎の様々な特性を調査し、環境への負荷の低減や効率のいい燃焼器の開発につながる知見を得ることを目指しています。
●噴霧燃焼の数値シミュレーション
自動車やロケットなどのエンジンの内部では液体燃料を霧状に吹き出し、着火させる噴霧燃焼が利用されています。この噴霧燃焼は気体の燃料(天然ガスなど)を燃やすときよりも、「ガスの気化」などの過程が加わることにより、より現象が複雑となります。実験では一度に計測できる量(温度や様々な分子の濃度など)が限られていることから数値シミュレーションによる解析は現象の理解に非常に強力なツールとなります。この研究では数値シミュレーションを通した噴霧燃焼の理解を目的としています。