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最新研究情報

2018.04.20

耐遅延性無線センサネットワークにおけるスリープ制御方式(情報ネットワーク・コミュニケーション学科 塩川茂樹教授)

情報ネットワーク・コミュニケーション学科 塩川茂樹教授

自然環境保護や野生動物生態調査に役立つネットワークの構築を目指します。

携帯電話や無線LANなど、電波をつかった無線ネットワーク技術は皆さんに身近なものとなってきていますが、最近注目されている無線ネットワーク技術の一つに耐遅延性無線センサネットワークがあります.センサネットワークとは、センサとよばれる計測機器が測定した様々なデータ(気温、照度など)を無線ネットワークによって集める技術です。その中でも、データ収集にかかる時間が遅くても良いので、できるだけ確実にそして少ないエネルギーで収集できるようにする技術が耐遅延性無線センサネットワークです。

下の図は耐遅延性無線センサネットワークの利用例です。この例では、野生動物にセンサを取り付け野に放ちます。各センサは環境データを測定しながら、もしも他のセンサ付き動物と接触するとデータを交換します。動物同士の接触はいつになるか分かりませんが、いつかはインターネットにデータが届きます。よってデータ収集にかかる時間が遅くても構わないのなら、自然に大きな手を加えることなく環境調査をすることが可能となります。しかしながら、これを実現するために解決しなければならない課題が多く残っています。

我々の研究は、このような耐遅延性無線センサネットワークの実現に向けて、大きな課題となっているネットワーク処理の省電力化に焦点を宛てています。そしてセンサにスリープ機能(ネットワーク処理を完全に停止させる機能)を持たせ、各センサの判断でスリープ機能の実行や停止させるための判断アルゴリズムや、スリープ機能を実行しているセンサが存在する状態でデータを上手く収集するネットワーク手法の検討を行っています。

“動物を利用した環境調査のための遭遇検知による効率的なデータ転送手法の提案” DICOMO2014シンポジウム より

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